amazonギフト券買取による詐欺被害について、懸念が大きくなっています。
見積もりと入金額が違うという被害の他、振込前にサービスが消滅してしまった事例もあり、不安に感じる方も多いかもしれません。
この記事では実際の手口や回避方法、被害に遭った場合の対処をみていきます。
よくある詐欺の手口
最も頻繁に見当たるのが、契約した時より入金額が少ないケースです。
完全に騙し取られたわけではないのですが、最初の見積もりと入金額が違うのは腹立たしいもの。
もちろん、これも状況によっては犯罪行為なので、泣き寝入りせずに戦いましょう。
具体的には手数料などの名目で、ちゃっかり猫ババしている業者がみあたりました。
最初にきちんと告知があって利用者が納得していれば別ですが、いきなり多額の手数料で入金額を減らすのは違法性が考えられます。
次に、入金がないケースもしばしばあるようです。
こちらは単純にギフト券を取り上げておいて、代金を全く払わないタイプ。
場合によっては業者が夜逃げしてしまい、サイトを閉鎖するなどして連絡先がわからなくなることもあります。
詐欺被害に遭わないための対策
事前に、具体的な振込額の確認を行うことが大切です。
何も聞かなくても説明してくれる業者なら安心ですが、そうでない場合は、自身で確かめる必要があります。
この時に曖昧な説明をしたり、違和感がある対応をしてくるようだと利用はやめた方が良いでしょう。
そもそも、手数料や換金率を提示しない業者は、どこかおかしいと考えておいても良いかも知れません。
また、口頭だけだと証拠に残らないので、メールで契約内容を送信してもらうのも一手です。
「言った、言ってない」の水掛け論になると時間がもったいないので、形に残る形で見積もりを請求しておきましょう。
これを嫌がるようでしたら、悪徳業者だと判断して良いです。
もちろん、メールには確定した振込代金を書いてもらいましょう。
手数料などの説明が抜けていたりすると、怪しいです。
最初から1円も支払うつもりがない業者は数は多くはないものの、危険性はゼロではありません。
対策としては経営の実績を調べてみるのが一手です。
まだ口コミもないような新参者なら、避けた方が無難。
加えて異様に換金率が高かったり、高評価だけの口コミが短期間で集まっている時も注意が必要です。
ただし、いずれの場合も実際に使ってみないと、わからない部分があります。
このために最初の利用時は、少額に限定するのがおすすめです。
無事取引ができるようでしたら、次回から金額を増やすようにしましょう。
被害に遭ってしまったら
最初に検討したいのが、消費生活センターや国民生活センターへの相談です。
お住いの自治体などが提供しているサービスで、詐欺に遭った場合には対処方法を相談できます。
確実に解決できるかは相談してみないとわかりません。
ただ、これまでに同じような相談が繰り返されていると、対処に動く可能性が大きくなります。
警察への相談もおすすめです。
基本的に被害が小さく、悪質性が高くないと積極的には動いてくれませんが、被害届を出しておくことが大切。
被害数が多いと判断すると、本格的に行動する可能性が増すためです。
今のところ、ギフト券の買取を依頼した側が逮捕されたような事例はないので、前向きに考えてみて下さい。
後は弁護士への相談も選択肢です。
警察の前に、こちらに声をかけても良いかも知れません。
費用が心配になりますが、近年はオンラインで無料相談を行っている事務所が多いので、気軽に使えます。
一件目がダメでも、他の事務所にもいくつか声をかけると役に立つこともあります。
特にギフト券買取などの、IT技術も絡むトラブルに詳しい事務所を選ぶと良いでしょう。
高齢の弁護士では、ギフト券の仕組みがわからない可能性があります。
なお、本家アマゾンへの相談は、効果的かは不透明です。
ギフト券の転売は利用規約違反ですから、協力してくれる可能性は高くありません。
ギフト券も恐らく、既に使用済みになっているでしょう。
保証や救済制度も期待はできませんから、声をかける場合はダメもとを覚悟しましょう。
安心・安全なサービスを見つけよう
アマゾンギフト券の買取で、詐欺的行為を行っているのは一部の業者です。
特に利用者が多くて、取引実績も多数の信頼できる業者を選べば、詐欺被害に遭うリスクはかなり低くなります。
信頼できる情報を集めているサイトや、実際に管理人がサービスを利用した証拠があるブログなどを参考にすると、信頼できる業者が見つかりやすいです。
あわせて、悪徳業者は名前が公開されているので、チェックしておきましょう。
利用者の口コミもチェックして、異様に手数料が高かったなどのコメントが多い時は、使わない方が無難です。
まとめ
現金が不足している時に利用する買取サービスで、詐欺被害に遭うと精神的にも経済的にも辛いものです。
特に時間がない場合には焦って、高換金率のサービスに飛びついてしまうかもしれませんが、これは厳禁。
焦っている時は買取サービスの他の手段も検討して、できるだけ安全な方法を考えましょう。